君は腐れ縁であり運命の人

君は腐れ縁であり運命の人 22 最強メンバー集合

バカでかい声が拍手と共に聞こえてきた。

「いっやぁー! お見事! さすが龍三のとこの師匠だわ!」

「誰だ、あの天パのクルクルは……」

その天パのクルクルは、近くまでやって来る。

「私は、医学部の教授であり理事長もしている。鮫島だ。君達は1年生だろう。まだゼミ決まってないよね? 私のところにおいで。入学式のゼミ勧誘の時も言ったが、私の所には見た目も中身も良い男しか要らない。なにしろ私はゲイだからな。」

全員が納得した。

「そういや、居たな。そうほざいてた奴。あれは、あんたか。」

先に洋一が口を開いた。

「ゼミねえ。まだ決めてないけどな。」

続いて一樹が。

「沢山あるから、決められないよね。」

その2人に、鮫島という教授と理事を兼任している人は応じる。

「だろ? 君達10人共、おいで。」

悟も口を開く。

「何のゼミですか?」

「細胞だよ。遺伝子。」

その言葉を聞き、友明(トモ=ボス)は口を開いた。

「どこにするか決めてないし、遺伝子には興味あるから入ってやる。」

「ありがとっ!」

豊(ユタカ)も乗る。

「ふーん……。友が入るって言うなら、私も入ろうかな。」

「おお、ありがとう。銀髪君、この色は地毛かな?」

「そうだよ。まさか小中学校の先生みたいに、染めろって言うつもりか?」

「私だって、栗金の天パだし。ドイツとのハーフなんだ。君は、何処となのかな?」

「イタリアだ。」

「なるほど、ご近所さんか。ハーフ同士、よろしくな。」

洋一(ヨウイチ=お喋りスズメ)は声を掛けた。

「鮫島教授?」

「ほいほい、なんでしょ?」

「あのね、私だってハーフなんだよ。」

「中国?」

「分かるのか?」

「独特の雰囲気があるからね。」

へー、そうなのか。分かる奴は分かるんだなと思うと嬉しくなり言っていた。

「よしっ! 私も入る!」

「ありがとっ! ハーフ同士、よろしくっ!」

悟(サトル)も黙って無い。

「私もハーフなんだけど。」

「うん、君はアメリカとだよね? ハーフ同士、よろしくね。」

正孝(マサ)も口を挟む。

「お宅が教授なら飽きんかもな。」

「ありがとう。ゼミでも楽しんでやっていくのが主旨なんだ。」

「私の事を知らないみたいだな。」

「日本の事は詳しくないんだ。」

「だろうな。なら入ってやっても良い。」

「ありがとっ!」

隣には、香港人(王偉強=ワン )が立っている。

「君は……。まさか、あのミスターの?」

「分かるみたいだな……」

「あの人と同じ顔だもんな。それにあの人は、世界で有名人だ。」

「だろうな。」

「でも、君は日本に居る。こいつ等と同じ大学生だ。同等の扱いをするからな。」

「そうしてくれると有難い。なら、ゼミに入ってやるよ。」

「ありがとっ!」

優馬(ユウマ)が口を挟む。

「まあ、ここにはある意味、有名人が来るからな。もしかして、教授も有名人?」

「どういう意味かな?」

「どっかの御曹司とか。」

「それは違う。」

「即答かよ。」

「私は御曹司では無い。ここの学長の弟だ。」

「なるほどね。寂しくて構って欲しいって、顔に書いてあるぞ。」

「そう?」

「構ってやるよ。ゼミでは、よろしく。」

「ありがとっ!」

一樹(カズキ)はニコニコとしている。

「私は、何処だって良いよ?」

「それは嬉しいな。ようこそ、我がゼミへ。」

「よろしくね。」

「こちらこそ、よろしく。」

その隣は潤也(ジュンヤ)だ。

「おうっ! まるで華やかな王子様みたいだな。」

「一応、モデルやってるんだけど。」

「王子様、私のゼミへ。」

「スルーしてくれるし。まあ、入ってやろう。」

「ありがとうございます。」

ぷっ、あはははっ。2人とも顔を見合うと笑い出し、ジュンヤはハイタッチをしてくる。

「教授って、ノリが良いねぇ~」

「そっちこそ。ありがとう、よろしく。」

貴匡(タカ)は苦笑している。

「まったく、この2人は似た者だな。」

「君は、どうかな?」

「遺伝子ね。暇だから6年間付きあってやるよ。」

「ありがと!」

この時。

国立東響大学に名を残すこととなった、文武両道であり最強のメンバー。その医学部10人と、ゼミの教授(呼び名、サメ)が集まった瞬間だった。

ただ、順位は、この時点ではまだ決まってなかった。

だが、教授の心の中では。

龍三道場で見かけて知っているという事もあり、元気度No.1 は友明。楽しさNo.1 は洋一、澄ましやNo.1は悟。不思議さNo.1は正孝、王子度No.1は豊、ほっこり度No.1は優馬。がっしり度No.1は貴匡、華やかさNo.1は潤也、可愛さNo.1はカズキ。

世界に名を広めてる王家のジュニアにまで付けていた。世界認知度No.1だと。

それは、10人の個性を物の見事に言い表していた。

友明は自分の事を喋らないが、父母が2人揃って芸能人。

洋一は日中のハーフで、父は地元である新潟では有名な病院経営者。

悟は日米のハーフで、父は日本を揺るがす位置に居る『御』と呼ばれてる人。

正孝は無口だが、父は警視総監。

豊は日伊のハーフで、父は日本の5本の指に入る屈指の財閥のトップであり、母はイタリア王妃。

優馬は癒し系の優男だが、地元である北海道では乗馬が好きであり、柔道の師範をしていた。

貴匡は体型が良くがっしりとしている柔道好き。

潤也はモデルをしているが、父母はお堅いエリート人。

一樹は3人兄弟の長男で、世話好きであり皆から可愛がられている。

王は香港では有名な父のせいで虐められていたが、世界の事を知りたいという自分自身の為に日本に来た。父は香港マフィアのドンであり、医療世界ではミスターと呼ばれ、病院経営者でも有名人である。

その事を後から知った鮫島教授は思わずゼミの部屋で皆に喋ってしまった。なので、皆が皆の事を知る羽目になってしまったのだ。

ゼミの皆は睨んでくるが、唯一の可愛さが売りのカズキも睨んでる。そんな彼らに、ごめんねと謝罪するしかなかった教授であった。

そして、1年生の前期に行われた試験結果で10人の順位が決まった。

不動の3人と、残り7人に。

No.1=ボス(福山友明)

No.2=ヨウイチ(村上洋一)

No.3=サトル(山口悟)

No.4=マサ(高瀬正孝)

N0.5=ユタカ(福山豊)

No.6=ユウマ(渡部優馬)

No.7=タカ(小早川貴匡)

No.8=ジュンヤ(大久保潤也)

No.9=カズキ(早瀬一樹)

No.10=ワン(王偉強 Wang Andrew)

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