君は腐れ縁であり運命の人

君は腐れ縁であり運命の人 43

友の身体から痣という痣が全て消えて綺麗になったのを見届けると、私は外に出た。あの竣太を、そのままにしておきたくなかったからだ。

アレを使い居場所を突き止める。私をなめるなよ。この私を誰だと思ってる?

表向きは社交界のプリンスだけど、イタリアの隊に属していた間は人殺しなんて日常茶飯事だったんだ。友は生き地獄を見せてやるって言っていたが、もう十分に見ただろう。

今度は閻魔の顔を見るんだな。

ストレス発散? ふん、そんなもの生温いわ!

私の敷地や屋敷を壊しただけでなく、友の腕を骨折紛いなことをしてくれたのだから、その分も含めてお返ししてやる。

その場に居た手下もろとも含めて東京湾に沈めてやった。

私の、この護身銃は特別なんだよ。なにしろ母の形見でありながら、アレも力の発動がしやすいのでな。

一仕事を終え自室でシャワーを浴びる。

久しぶりに殺った。

大丈夫だ、この感覚は忘れてない。忘れられる物ではない。あの頃は……と、記憶がぶり返してきそうになるがなんとかして押しとどめる。

まだ、こんな時間だ。夜が明けるまでは寝れる。明日は、友は起こしに来るだろうか。いや、私が起こしに行っても良いな。

その肝心な友は……。

豊の手や唇が触れている箇所の痛みが薄れていくのを感じていた。だから必死になって「消毒しているんだ」という言葉に嘘は感じられなかった。

だから、(だから、大人しく消毒されてやるんだ)と、思いながら眠りについていた。

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