※優介視点※
悟さんの手は無遠慮に触れてくる。
しかも、いつの間にか下部分も広げられ脚を大きく広げられている。
悟さんが何をしているのかは、この手の動きで分かる。
「ふ、う……」
太ももを触ってくる。
「あ……」
いたずらっ子の悟さんは俺を寝させないつもりなのか。
「ちょ……」
何か、今までと違って荒々しい感じだ。
「めって……」
何も考えられない。
やばい、頭の中がオーバーヒートして気を失いそうだ。
「さ、さと……」
抓ったり擦ったりしてくる。
「い、じわ……」
声が聞きたいと思った。
そうだ、いつもなら俺の名前を呼ぶか、意地悪そうな声で笑ったりしているのに、今日はまだだ。
だから、俺は精一杯のおねだりをした。
「さと……さん、声、聞かせて……」
悟さんの身体が動いた。
その途端、俺の中で何かがはち切れそうな感じがしてくる。
「あ、あ、あ……」
その時、やっと声を聞かせてくれた。
「ゆ、すけ……」
「ん、ん、うん……」
その時、バシンッと何かが開いた音がした途端に、荒々しい波の音が聞こえてきた。
目に飛び込んできたのは龍!
「あ……、さ、さと……」
怖い。
怖いけれど、悟さんと一緒だから大丈夫だよね。
だから、しがみついていた。