能登旅行2人旅

能登半島2人旅

皆の攻撃ぶりを見ていたが、そのうちの1人、矢を射っている人物の様子を見ていると、無意識に目を細めていた。

ほう、これは素晴らしい腕の持ち主だな。だけど、それだけだと足りない。

そう思ったので龍の近くに寄り、口のもっと奥深くに向かって一弾倉を空になるまで撃つ。

ズキュズキュズキュッ……!

「死んだか?」

「その手前かな。」

「OK。それじゃ入れるか。」

ジェットクルーの手を借り、その龍を箱の中に押し入れてやる。あんなにデカかった成龍が、どうやったらこんな小さな箱の中に入ったのだろう。

暫らくすると声が聞こえてきた。

”体が動かない”

「当たり前だ。」

龍ごときが誰に向かって文句たれている。私を誰だと思っているのか思い知らせてやる。

だけど龍と話ができるのは滅多にないことだよな。優介への土産話のためのネタにさせてもらおう。そう思い直したので会話していたんだ。

現世と異世界の狭間に当たる場所を確実に見抜いた涼は、そこへ箱を置く。

「いつでも良いぞ。」

その言葉に銃を構える。

「外したら、俺が撃ってやる。]

そんな涼の言葉に、俺は返してやる。

「ふん、見てろ。」

涼は撃ち方を説明してくれるので、その通りに撃っていく。

最初は、そのキラキラと輝いてる小箱目掛けて一弾倉を空にした。その箱のある一面には綺麗に2つずつ3列に計6つの穴が並んだ。

今度は箱をひっくり返してくるので、その面に、綺麗な円を描く様に撃ってやる。最後もひっくり返してくれるので、その面の真ん中に撃ちこんでやる。

それは綺麗な一つの穴だった。まるで6発も撃ち込まれたようには見えない。

それを見て、涼の弟は唖然としている。

何も言えない、やっと言えた言葉はこれだった。

「すげぇ……」

涼は頭を掻いていた。

「一番美味しいとこを持ってってくれるよなあ。」

「言ったろ。」

2人の声が重なる。

「目立ってなんぼ。」

「だろ?」

「そうだ。」

苦笑しながら涼は言ってくる。

「しっかし鈍ったと言いながらでも、相変わらずの腕だねえ。」

「ったり前だろ。誰に言ってる。」

「悟様。」

何故か、近くでワアッ!と歓声と拍手が起こった。振り返るとクルーが皆、降りている。

「あれ、いつの間にジェットがこんな近くに……」

「もしかして、お前のを見てたとか?」

「見物料を貰うか。」

「お前ね、自分の使用人だろうが……」

だが、ビデオカメラを持っているクルーを見つけたので近寄っていく。見物料として、話を持ち掛ける為にだ。

涼が声を掛けている。

「宮殿に入るなら今だ。あと少ししたら崩れるぞ。」

その声に真っ先に反応したのは弓矢を構えていた人物だ。

「入って中を見たい。」

そう言うと、他の3人も連なって入っていくので、ジェットのタラップを押し上げ声を掛けてやる。

「昌平ー、入るのなら今の内だぞー」

そんな言葉を待っていたみたいで「入るー」と言いながら、このジェットの持ち主である人物はタラップを押し開け飛び降りると駆け寄っていく。

新一の姿を見つけると、背をビシバシと叩いている。

「”短剣使いのバイク野郎”を見たのは久々だ!」

そう言うと肩に腕を回し抱く。

「カッコ良かったぞ、惚れたわっ」

「サンキュ。」

片思いの相手から、そんな言葉を貰った新一は嬉しそうに頬を染める。

そして、それぞれの思いで色々と漁りまくっていた。

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